2025.06.23 東洋紡と大塚化学、分離膜デバイスを共同開発 抗体医薬品製造での精製工程向け

分離膜デバイス外観

 東洋紡は、大塚化学とのアライアンス契約に基づく取り組みの成果として、抗体医薬品製造プロセスにおける精製工程向けの分離膜デバイスを新たに共同開発した。従来のカラムクロマト方式に替えてこの分離膜デバイスを採用することで、精製にかかる作業工程数を4分の1に削減可能とし、生産性の向上に貢献する。既にこの4月末から、医薬品メーカーや研究機関など向けにサンプル提供を開始している。

 抗体医薬品とは、特定の抗原に結合する性質の抗体を利用した...  (つづく)