2025.10.16 日立が「CEATEC」でスナック開店 現場革新の支援事業を楽しく紹介
スナックをイメージした日立ブースの特設コーナー=千葉市美浜区
日立製作所は、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催中のデジタルソリューションの総合展示会「CEATEC 2025」の日立ブースに夜の社交場「スナック」をイメージした特設コーナーを設け、注目を集めている。「スナック育子の Innovation Night」と銘打つコーナーで、社会インフラの現場の革新を支援する日立の取り組みをわかりやすく紹介している。
「スナック育子の Innovation Night」は、さまざまな人がつながるスナックをイメージした日立公式のポッドキャスト番組。メーンパーソナリティーの育子ママが第一線で活躍するゲストを迎え、楽しいトークを繰り広げている。
今回の特別企画では、その空間を日立のブースに再現した。カジュアルな雰囲気の中で、人工知能(AI)を開発・活用する日立のエキスパート「AIアンバサダー」など、日替わりで社内外のゲストを迎え、トークセッションなどを披露。日立の事業に馴染みのない人でも理解できるよう工夫している。
特設コーナーに向かうと、育子ママとバーテンダー役の2人が軽快な掛け合いで、「ドメインナレッジ」にAIを掛け合わせて現場を革新する取り組みについて解説していた。バーテンダーは、日立の事業で頻繁に使うドメインナレッジというキーワードに触れ、「その業界やその仕事に特有の知識やノウハウのことを言う」と説明。スナックに例えると、店で培った経験に基づいて顧客に出す酒や気配りに相当するという。
さらにバーテンダーは、さまざまな業界の作業現場で働く人材「フロントラインワーカー」が不足するという社会課題にも触れ、日立の品質保証の現場にAIを導入した事例を映像で紹介。その上で、自ら鉄道やエネルギー、製造などの分野にAIを適用し蓄積してきた実績を生かし、顧客の悩みや課題に寄り添うことに意欲を示していた。