2026.02.23 【九州地区特集】三菱電機住環境システムズ九州支社 エアコン高付加価値機種の拡販加速

冷媒回路を上下に分けた「ズバ暖」の体感コーナー

貝屋主幹貝屋主幹

 三菱電機住環境システムズ九州支社では2027年の基準改定に向けて、エアコンの高付加価値機種の拡販を加速させている。

 最近のエネルギーコストの高止まりなどを背景に、電気代を節約できる機種へのニーズは高い。商品冷熱部空調課の貝屋佳季主幹は、各種展示会の来場者や設備店などとの会話から、「エアコンに求められているのは、やはり省エネ性が一番と実感した」と話す。エアコンは10~15年使用され、家庭内でも電気代を使う割合が高い家電だ。機器代という当初のコストだけでなく、電気代というランニングコストを加味して15年後どちらが得かといった提案を推進している。

 エンドユーザーの認知はまだ低いが、27年に入ってYouTubeなどでも紹介されるようになってきた。BtoB中心の同社では、サブユーザーの販売店に向けて研修会やチラシ、販促物を作成してのPRや周知を続けている。業務用など今後見積もりや入札を行う案件には、現時点のラインアップで基準を達成した機種を織り込んでもらうよう案内している。

 ランニングコストを含めたトータル提案にプラスアルファとして、九州ではあまり認知されていなかった暖房強化モデル「ズバ暖 霧ヶ峰」を訴求している。24年度は23年度の1.8倍程度まで出荷台数も伸び、25年度は24年度の約2倍のペースで伸びているところだ。

 いわゆる寒冷地型で、山間部などが中心と思われていたが、デフロストに入りやすい外気温度は-5~7℃。九州でも寒冷地ではない市街地でも80日近く該当期間があり、さらに九州では鹿児島で一番ズバ暖が採用されていることが分かり、同社では九州のどのエリアでも売れると意を強くした。九州支社の展示場にも実機を展示し、来場者に体感してもらえるコーナーを新設している。

 暖房の強化だけでなく、一部機種では冷房でも消費電力はズバ暖の方が低いなど、省エネ性も実は高い。値段に見合った機能を搭載して展開していることから、今後は納入事例の九州版などを作成し、さらに認知度を高められないかと検討している。