2026.02.23 【複合機ソリューション特集】富士フイルムビジネスイノベーション 複合機×AI×クラウドでDX支援強化
非構造化データ活用へ布石
富士フイルムビジネスイノベーションは、デジタル変革の起点となる複合機とクラウドサービスやITサービスとの連携で、顧客のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援している。
デバイステクノロジー事業本部の高野賢一郎商品企画部長は「AI(人工知能)をはじめとするデジタル技術によりデータプロセスの高度化を図るとともに、より使いやすさ、安定性を追求、顧客のDXを継続的に支援。グローバルな成長を目指す」と語る。今後は、非構造化データの構造化などを実現するデバイスとして強化を図っていく方針。
2024年10月にApeos(アペオス)シリーズを刷新し、A3カラー複合機の「Apeos C7071」など一挙3機種10商品を投入した。同社のクラウドサービス「FUJIFILM IWpro」との連携で、オフィス業務のデジタル化を支援している。
昨年10月にはコンパクト性を追求し、計画を上回る販売を続けるA3カラー機「Apeos C3061」のモノクロ機「Apeos 3061」を投入した。業界最多のラインアップを誇る再生複合機も好評だ。
業務変革を支援するクラウドサービスFUJIFILM IWproでは、生成AIによる新機能「Intelligent Data Captureオプション」の提供を開始。「生成AIを活用したOCR(光学式文字認識)技術により、企業ごとに形式が異なる見積書や手書き文字をデータとして抽出できる。今後もAI技術を活用した新機能を組み合わせ、幅広い業務プロセスのデジタル化、効率化を支援していく」とビジネスソリューション事業本部マーケティング部ソリューション企画グループの友国恒介企画2グループ長は話す。
累計1000万ライセンスを達成した文書管理ソフト「DocuWorks」では、AI連携強化に向けDocuWorksとNeoAIとの連携を開始。植松航志企画5グループ長は「DocuWorksの膨大なデータ資産を、価値のある情報に転換。デジタル化の橋渡しを支援する」と話す。
中堅中小企業向けのITサポートサービス「IT Expert Services」で、複数のクラウドサービスのIDを一元管理する新サービスを開始。「より安全なクラウド環境を提供していく」とビジネスソリューション事業本部マーケティング部サービス企画グループの宮地祐介企画1グループ長。26年度から始まるセキュリティ対策評価制度の認定取得支援などにも注力。プリント環境のアウトソーシングサービスの「MPS Guardia」でも「サイバーセキュリティーを強化する」(佐谷哲同グループ企画3グループ長)。
同社は、25年度のリデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰で「内閣総理大臣賞」、資源循環技術・システム表彰で「経済産業大臣賞」の最高位賞をダブルで受賞。国際評価機関EcoVadis社による最高位の「プラチナ」も獲得している。「長年にわたる資源循環などの取り組みが評価された。引き続き強化していく」(奥村雄二郎サステナビリティ推進部部長)方針だ。国内販売会社の富士フイルムビジネスイノベーションジャパンでは「DXを軸に、AIの活用とITセキュリティーを組み合わせた顧客支援」(寺谷崇販売推進部販売促進室室長)に注力する。










