2026.02.26 パナソニック、高松市と包括連携協定を締結 電材商品で街づくりの活性化を後押し

包括協定の締結式に臨む高松市の大西市長(左)と、EW社中四国電材営業部の五十嵐営業部長

 香川県高松市とパナソニックは、相互に密接に連携し脱炭素や安心・安全なまちづくりなどの地域課題に取り組もうと、包括協定を締結した。25日には、高松市役所で大西秀人市長、パナソニック エレクトリックワークス(EW)社 中四国電材営業部の五十嵐大輔営業部長ら幹部が出席し、締結式を開いた。

 EW社では、主にカーボンニュートラルを実現するため、建物の消費エネルギーを抑えるZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)化の支援を中心に、全国10の自治体と連携協定を結んだ。今回、ZEB化の連携も含めEW社としては全国初の包括連携協定の締結となる。

 EW社が持つ照明など強い電材商品群と、エネルギーマネジメントおよびウェルビーイング(心身の健康と幸福)を両立できる強いソリューション提案力を総合的に発揮し、高松市での活気ある街づくりに貢献していく。

 今回の包括協定では、「中心市街地活性化の推進」「地域脱炭素」「地域のにぎわい創出」「環境学習」「安心・安全なまちづくり」「地域活性化と市民サービスの向上に資する取り組み」に関する6項目で連携を進める。

 EW社の商材には、例えば、街のにぎわい創出の面で、照明演出システムがクラウドとつながり感動的な体験を実現する街演出サービス「YOI-en(ヨイエン)」がある。脱炭素の領域でも、新築や既築のZEB化を支援するなど、同社の豊富な実績やノウハウを生かせる。

 高松市では、表玄関である高松駅周辺のサンポートエリアを中心とした市街地のにぎわい創出に向けた取り組みの一環で、2023年度事業で玉藻公園・桜御門ライトアップの実証実験に取り組み、EW社もあかりを通じた夜間景観の形成に向けたサポートを行っている。

 また25年6月には、地域のにぎわい創出や災害時の電力源として活用できるEW社の可搬型バッテリー「e-block」を、高松市にあるすべての地域コミュニティー協議会(44協議会)に無償貸与するなど、同市と協力してさまざまなサポートに取り組んできた。

 今回の包括連携協定を機に、こうした関係をさらに深め、各方面で力強く施策を具体化していくことになる。

 協定式であいさつした大西市長は「包括連携協定の締結を心強く感じている。最近(25年3月)では、香川県立アリーナがオープンするなど、高松市の顔となるサンポート地区を中心として、高松の中心市街地ににぎわいが戻っている。これをさらに発展させていくためには、行政と民間の力を融合し、手を取り合って共創し、さらに発展させていく取り組みが必要だ」と語った。

 EW社の五十嵐営業部長は「高松市と包括連携協定を締結できたことは大変光栄。中心市街地活性化の推進、地域脱炭素、にぎわい創出など高松市が目指す未来の実現に向けて、当社の技術・ノウハウを生かして、取り組んでいきたい」と述べた。大西市長はEW社に対し、「脱炭素を含め、電気(設備)を使った新しい街づくりで、高松市の魅力・ブランドづくりに大きく貢献してほしい」と期待感を示した。