2026.03.23 【電子部品メーカー/商社 中国・台湾拠点特集】スミダコーポレーション 番禺工場を中核に中国事業強化
スミダコーポレーションは、中国では番禺工場(広州市)を中核に七つの工場を展開。設計から量産までのさらなるスピードアップ、徹底した生産性向上により、付加価値の高い生産活動を展開している。
番禺工場は、製造に加え、プレス・成型金型の設計・製作、製品設計、生産技術開発などの機能を備え、グループのモノづくりで重要な役割を担う。
スミダグループの製造統括責任者の竹島広松グローバルマニュファクチャリンググループエグゼクティブオフィサーは、中華圏での方針について、「米中摩擦により北米顧客向け案件では、『中国以外の地域で生産してほしい』という要求も多いため、欧州の車載関連の案件獲得に努めている。欧州開発・中国生産の案件も多い。中国国内向け受注の取り込みも車載・非車載を問わず強化する」と話す。
番禺工場では、開発センターとして、顧客と連携しながらR&D(研究開発)を実施している。同工場の生産技術の他工場への技術移植も強化しており、タイ工場では成型やマシニングセンターによる治工具製作などを行える機能を整備した。今年からはベトナム工場への成型技術の移植を進め、現地での一貫生産体制を構築する。「番禺の購買サプライチェーン全体の司令塔の役割や生産技術開発の中核の役割は今後も変わらない」(竹島エグゼクティブオフィサー)。
中国国内需要獲得のため、新たに国内市場開拓のためのタスクチームを設置した。同チームには営業、技術開発、品質保証が所属し、一貫展開を図っている。
最近の中国動向について竹島エグゼクティブオフィサーは、「近年はNEV(新エネルギー車)の伸びが鈍化し、新エネルギー関連もやや停滞していたが、ここにきて、データセンター関連でのエナジーストレージが拡大し、売り上げに貢献している」とし、「今後も電力関連需要を取り込んでいく。既存製品に加え、昨年グループに加わった独シュミットバウアー社製品の拡販を進め、新たな需要を掘り起こしていく」と話す。ドローンやヒューマノイドなどにも注力。
検査工程へのAI(人工知能)の活用による省人化も進んでおり、今後は管理業務でのAI活用も進めていく。









