2026.03.23 【電子部品メーカー/商社 中国・台湾拠点特集】サンワテクノス 新規開拓を重視した取り組み推進
サンワテクノスの上海法人「珊華電子科技(上海)有限公司」(上海サンワテクノス)は、電子部品、機電商品、加工製品を中心に、システム、設備まで幅広い製品を取り扱う。
OEM業務、技術サポート、アフターサービスも行い、日系進出企業やローカル顧客向けに付加価値の高いサービスを提供している。
同法人は2001年に設立され25周年を迎える。中国国内に上海法人管轄として14営業拠点、約220人体制を構築。別法人の深圳と香港を含むサンワテクノスグループ中国統括全体では270人が在籍する。
同法人のビジネスは、電子部門、機電部門で構成。電子部門は、日系部品の代理店販売のほか、中国ローカルを中心に優良サプライヤー開拓にも力を入れている。基板組み立て、ハーネス組み立てなどのEMS業務も手がける。機電部門は、安川電機製品を中心としたメカトロ製品販売を行う。機電部門には技術部門があり、付加価値の高い技術サービスやアフターサービスを提供する。加工品事業は、ローカル加工品を中心に、同社品質管理部門が監査した上で高品質な加工品を拡販している。
グループの中国地域統括を兼務する西野亘董事長総経理(サンワテクノス執行役員中国地域統括部長)は、「今年から組織を変更し、新たに加工品統括や電子部品統括を設けた。より新規開拓を重視した取り組みを進めている」と話す。
同法人の25年度(12月期)売り上げは前年比ほぼ横ばいだったが、ロボットの販売台数は過去最高となった。26年度は約10%の増収を目標に掲げる。西野董事長総経理は26年度について「中国での日系企業の投資急増は考えにくいため、既存顧客とのビジネス継続とともに、中国ローカル部品の日系進出顧客向け販売や輸出販売、さらにローカル顧客への日系部品拡販に努め、新規開拓を図る。中国は変化が速いため、そのスピードにしっかり乗っていく」とする。分野別では中国内需の半導体製造装置にも注力する。
西野董事長総経理は今後の中国ビジネスの方向性について「技術商社として差別化を図り顧客構成の多様化を進める。縮小ではなく再設計を方針に、中国拠点をアジア連携型の技術・調達ハブに進化させる」と話す。









