2026.03.30 中国の吉利汽車、欧州の研究開発体制を再構築 スウェーデンとドイツの拠点統合
中国ジーリーは欧州の研究開発拠点を統合(左がイエテボリ、右がフランクフルトの拠点)
中国の吉利汽車(Geely、ジーリー)は、スウェーデンのGothenburg(イエテボリ)と独フランクフルトでそれぞれ展開している研究開発活動をフランクフルトに統合し、新しい組織「Geely Technology Europe(GTE)」を設立した。
電動化や車載ソフトをはじめとする次世代技術開発を一体的に進めることで、開発効率の向上や機能の重複を減らし、意思決定の迅速化を図る。欧州は自動車の電動化競争が激しく、各社とも新技術の開発競争にしのぎを削っているのが現状だ。
拠点の統合後は、GTEがジーリーグループの欧州における技術開発の拠点となる。ジーリーグループの欧州における研究開発の統括拠点の役割を果たすほか、同グループにある複数のブランドを横断する共通技術の開発やサポートを担当する。
ジーリーは、これまでのイエテボリの研究開発拠点「Greely Technology Europe AB」の今後の活動について、詳細を明らかにしていない。
ジーリーは、欧州の名門企業Volvo Cars(ボルボ・カーズ)を傘下に置き、「Lynk&Co」や「Zeekr」といったブランド車を欧州で販売している。この5月には、新たに純電池駆動車(BEV)「E5」やプラグインハイブリッド車(PHEV)「Starray EM-1i」をドイツ、スペイン、ベネルクス3カ国で販売する予定。販売開始に備え、このほど独西部のアーヘンに初の専用ショールームを開設している。
フランクフルトの研究開発拠点は、新にGTEとして事業展開していく。ただ、これまでの名称「Lotus Tech Innovation Center(LTIC)」は維持し、ジーリーが17年買収した英Lotusの研究開発や技術面を従来通りサポートしていく。










