2026.04.27 KOAの26年3月期、大幅増収増益 自動車や産機向けなどが業績をけん引

 KOAの2026年3月期連結決算は、大幅な増収増益となった。自動車や産機向けなどの販売が増加し、売上高・営業利益ともに公表値をやや上回った。27年3月期は増収営業減益を計画する。

 26年3月期の連結業績は、売上高が前期比12.7%増の722億8700万円、営業利益が同210.0%増の36億4600万円、経常利益が同320.1%増の52億2300万円、当期純利益は前期比約15倍の39億5100万円。

 在庫調整の影響を受けていた産業機器向け需要の回復に加え、中国を中心とした自動車向けや、アジアのデータセンター(DC)などのAI(人工知能)関連機器向け需要が堅調に推移した。利益面では原材料価格上昇が影響したが、売上の増加などによりカバーした。為替の円安も追い風だった。

 25年度第4四半期単体(26年1~3月)の用途別売上高は、自動車、産機、通信、電源、家電の5市場全てで、前年同期比、前四半期比ともにプラスとなった。四半期別のBBレシオは24年度第3四半期(24年10~12月)以降、6四半期連続で1.0を上回るペースで推移しており、25年度第4四半期単体のBBレシオは1.09となっている。

 27年3月期連結業績予想は、売上高が前期比7.1%増の774億円、営業利益が同22.4%減の28億3000万円、経常利益が同36.8%減の33億円、当期純利益が同21.0%増の47億8000万円と増収営業減益を見込む。

 27年3月期は、自動車向けやAI関連機器向けの堅調な需要推移を予想する一方、利益面では貴金属相場高騰の影響などを織り込んだ。ホルムズ海峡の閉鎖など中東情勢の影響については業績予想に織り込んでいない。