2026.05.02 エプソン、2026年3月期は増収減益 Fieryののれん減損259億円を計上

 セイコーエプソンの2026年3月期(25年4月~26年3月)連結決算は、売上収益が前期比3.7%増の1兆4133億円となった。プリンティングソリューションズ事業セグメントやマニュファクチャリング関連・ウエアブル事業セグメントの増収が寄与した。

 事業利益は、増収や為替のプラス影響があった一方、米国関税の影響などに伴う費用増が響き、同6.5%減の838億円となった。営業利益は、連結子会社Fieryののれんの一部に減損損失259億円を計上したことなどから、同34.0%減の496億円となった。当期利益は同67.0%減の182億円だった。

 事業セグメント別では、プリンティングソリューションズ事業が、オフィス・ホームプリンティング事業、商業・産業プリンティング事業ともに増収となった。売上収益は前期比5.0%増となったが、利益は増収や為替のプラス影響があった一方、米国関税のマイナス影響が大きく、減益となった。

 ビジュアルコミュニケーション事業は、中国市場の悪化に加え、欧米を中心とした教育市場での販売減の影響が大きく、減収となった。利益も減収によるマイナス影響が大きく、大幅な減益となった。

 マニュファクチャリング関連・ウエアブル事業は、マニュファクチャリング事業の中国や東南アジアでの需要拡大、インバウンド需要に伴うウエアラブル需要、マイクロデバイス関連の好調を背景に、売上収益が前期比13.6%増と大きく伸びた。利益も黒字転換した。

 2027年3月期は、売上収益が前期比2.6%増の1兆4500億円、営業利益が同73.5%増の860億円、当期利益が同224.1%増の590億円を計画する。