2026.05.07 富士通、防衛省の予備自衛官管理をデジタル化 セールスフォース基盤でReSMS構築 招集・教育支援業務を一元管理

 富士通は7日、防衛省の予備自衛官の管理業務をデジタル化するシステム「ReSMS(リスモス)」を構築し、2026年4月に運用を開始したと発表した。米セールスフォースの基盤を活用した。予備自衛官の招集や教育支援に関する業務を効率化し、一元管理を可能にする。

 予備自衛官は、平時は会社員や学生などの民間人として生活する。有事や災害時に招集され、自衛官として駐屯地警備や災害派遣などに従事する非常勤の特別職国家公務員に当たる。即応予備自衛官、予備自衛官、予備自衛官補の3区分があり、2024年3月末時点の定員は約6万人に上る。

 採用された職種に応じて規定日数の訓練に毎年参加する必要があり、従来は日程調整を郵送や電話で行っていた。このため、招集担当者は参加登録などの手続きに多大な時間を費やしていた。

 新システムの導入により、予備自衛官はスマートフォンなどから訓練の参加予約やeラーニングを利用できる。管理者は招集業務、訓練参加状況、教育の進捗状況などを一括管理できる。

 訓練を受け入れる部隊側も、スケジュール立案や宿泊などを担う関連部門との連携が容易になる。大幅な業務効率化につながる見通しだ。

 訓練運営の効率化に加え、有事の際には予備自衛官へのタイムリーな招集通知ができる。迅速な災害救助や支援活動を支える。