2026.07.01 パナソニック、B2B向け200V屋外排気式衣類乾燥機を開発 高い乾燥性能と時短実現

屋外排気式電気衣類乾燥機「Solaire(ソレイル)」NH-EN12A1

天候や時間帯に左右されにくく、スムーズな衣類乾燥が可能。ドラム式洗濯機と組み合わせて、忙しい毎日の洗濯をさらに効率よくサポートする天候や時間帯に左右されにくく、スムーズな衣類乾燥が可能。ドラム式洗濯機と組み合わせて、忙しい毎日の洗濯をさらに効率よくサポートする

衣類に配慮した温度で乾燥することで、繊維を傷めにくく、衣類に応じたコースでふっくらやわらかな仕上がりを実現。縮みや黄ばみが起こりにくく衣類を優しく乾燥する衣類に配慮した温度で乾燥することで、繊維を傷めにくく、衣類に応じたコースでふっくらやわらかな仕上がりを実現。縮みや黄ばみが起こりにくく衣類を優しく乾燥する

 パナソニックは、乾燥時に発生する高温多湿の空気をダクトで屋外へ排出する屋外排気式を採用した電気衣類乾燥機「Solaire(ソレイル)」NH-EN12A1WJPを11月上旬に発売する。

 同社は、1970年代にダクト排気式の乾燥機を投入したが、200Vタイプは今回が初。住宅メーカーやリフォーム店など住宅設備ルート向けのB2B(法人向け)商材として提案する。

 新製品は、同社が長年ランドリー事業で培ってきた、大風量・低温風で衣類をやわらかく仕上げる乾燥性能や、くらしの知見を生かした使いやすさといった独自技術を強みとし、衣類乾燥機の価値をさらに進化させた。

 従来の衣類乾燥機は、100V電源のため熱量が限られることに加え、蒸発させた衣類の水分を冷却し水に変えて排水する方式のため、乾燥に時間がかかる傾向があった。

 Solaireは、屋外排気式と200V電源を採用することで乾燥性能を高め、従来の衣類乾燥機と比べ乾燥時間を約45%短縮(標準コース6kg乾燥時/NH-D605との比較)した。約135分で乾燥可能なため、日常の洗濯を効率よくサポートする。

 ランニングコストはプロパンガスを使用したガス衣類乾燥機よりも抑えられる。高出力の200V電源仕様により、電気式(ヒーター式)ながら高い乾燥性能を発揮。オール電化/ZEH・GX住宅では、夜間電力や自家発電(太陽光発電)と組み合わせることでランニングコストの抑制が可能となり、再生可能エネルギーの有効活用にも貢献する。使用条件によっては、都市ガスと同程度のコスト水準も見込めるという。

 同社がランドリー事業で培ってきた乾燥性能を搭載し、衣類に配慮した大風量・低温風設計を採用。ガス式よりも低い温度で乾燥させるため衣類の縮みなどが起こりにくく、ふんわりとした仕上がりを実現。ワイシャツコースや厚物コースなど、洗濯物に応じて選べる多様なコースを搭載している。

 施工には、排気ダクト工事(屋外への排気接続)、200V電源工事(専用回路の設置)が必要で、製品本体とは別に工事費用がかかる。製品本体は10万~14万円台(税込み)の想定価格となる。

 製品名のSolaireは、スペイン語で「太陽」を意味する「sol」と「空気」を意味する「aire」を組み合わせて名付けた。

 太陽の下で風に吹かれながら洗濯物が心地よく乾く様子と、家事負担の軽減・効率化により心まで晴れるようなイメージを込めた。

 近年、共働き世帯の増加やライフスタイルの多様化に伴う時短・効率化ニーズの高まりに加え、天候に左右されずに洗濯物を乾かせる利便性から、乾燥機能を重視したドラム式洗濯乾燥機をはじめ、衣類乾燥機の市場は拡大を続けている。

 また、経済産業省が掲げるZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の普及目標に沿って、新築戸建住宅を中心に太陽光発電などの自家発電設備の導入が進むほか、オール電化住宅では、化石燃料を使用する機器に代わる高効率な電気製品へのニーズも高まっている。

 こうした背景から、特に新築戸建住宅で、今後電気衣類乾燥機の需要拡大が見込まれる。

 同社では、衣類乾燥機の購入を検討していたり、関心をもっていたりする層へのアプローチを図る。また電力会社へ電化商材としての提案も進めていく考えだ。将来的にBtoC(消費者向け)も含め、電気衣類乾燥機国内シェアトップの確立を目指していく。