2026.08.06 中高生らがスパコン「富岳」を体験 高度なプログラミングに挑戦

スパコンの体験塾で講師の説明に熱心に耳を傾ける中高生ら=東京大学柏キャンパス

 高度情報科学技術研究機構(RIST)は6日から2日間、理化学研究所と富士通が共同開発したスーパーコンピューター「富岳」を体験する中高生・高専生向けイベントを、千葉県柏市の東京大学情報基盤センターで開いている。参加者はスパコンを利用して、難易度の高いプログラミングに挑戦した。

 今回のイベントはRISTが同センターや理研計算科学研究センターなどと共催する「スパコン『富岳』体験塾2026」。全国4会場で、8月中に順次開催している。

 東京会場での開催は今回で4回目。東京大学柏キャンパス(柏市)で行われ、中学1年生から高校1年生までの約20人が参加した。初日は自己紹介の時間も設けられ、参加者同士が交流を深めながら課題に取り組んだ。2日目には、同キャンパスに設置されているスパコン「Miyabi(ミヤビ)」の見学も行われる。

 参加者は、まずWebブラウザーから「富岳」を操作できるポータルサイトへの接続方法など利用手順や演習課題について説明を受けたうえで、実際にスパコンを駆使して課題に挑んだ。

 具体的には、人工ニューラルネットワークの中でも深層学習の発展のきっかけとなった重要モデル「制限付きボルツマンマシン」を題材として取り上げた。

 参加者は、このモデルを組み上げ、機械学習でよく使われる計算規則(アルゴリズム)への理解を深めた。また、スパコンで動かすために必要となる高速化や並列化の実装に挑戦した。

 高校1年生の参加者は「もともとプログラミングが好きで参加した。知らないことがたくさんあるので、さまざまなことを学びたいし、プログラミングが好きな子と友達になりたい」と話した。