2026.08.08 東芝の26年4〜6月期、AI需要を追い風に営業最高益 純利益は30倍
過去最高益を達成し、順調な滑り出しとなった東芝
東芝が発表した2026年4〜6月期の連結決算は、売上高が前年同期比27%増の9371億円、本業のもうけを示す営業利益が同2.8倍の1119億円となり、同期として過去最高を更新した。人工知能(AI)の普及に伴う旺盛なデータセンター需要を背景に、ハードディスクドライブ(HDD)や送変電・配電などのエネルギー事業が好調に推移した。
売上高は、エネルギーをはじめとする全ての事業領域で増収となった。デジタルインフラでは、産業システムや鉄道、防衛などが堅調だった。純利益も、キオクシアホールディングス株の評価益などにより同30倍の4兆4673億円となり、過去最高を記録した。
同社は中長期的な成長に向けた道筋を付けるため、24年5月に新中期経営計画「東芝再興計画」を発表。この中で、中計最終年度の27年3月期に営業利益で3800億円、営業利益率(ROS)で10%を達成する目標に掲げた。
副社長執行役員の池谷光司氏はコメントで、4~6月期の業績について「極めて順調な滑り出しとなった」と手応えを述べた。さらに中計にも言及し、「全社ROS10%の達成と27年度以降のさらなる成長に向け、エネルギー、データセンター、フィジカルAI、防衛など、拡大している市場機会の着実な刈り取りに向けた各種施策を加速していく」と語った。









