2026.09.03 除湿機能強化の戸建て新商品 高温多湿化に対応  パナソニック ホームズ

床下除湿ユニット(左下)を搭載した全館空調システム「エアロハス」の仕組み(冷房運転時)

 パナソニック ホームズは、床下除湿ユニットを新搭載した全館空調システム「エアロハス」を採用した戸建住宅「NEWカサートX(エックス)」、「NEWフォルティナX」を10月1日に発売する。9月1日から先行モニターキャンペーンも実施中だ。

 エアロハスは、家全体の温度差を抑えながら快適な空気環境を保つ全館空調システムで、2017年の発売以来、累計約8000棟の出荷実績がある。現在、新築の約半数の顧客が採用する。

 気候変動に伴い高温多湿化が進む中、床下除湿ユニットの導入により、家全体の温度だけでなく夏場の湿度環境も整え、より快適な住空間を実現する。

 同社は創業以来、「空気質」を住まいの重要な価値と位置づけ、地熱利用換気や稚内ケイ藻土による調湿技術など、自然の力を生かした住環境づくりに取り組んできた。

 ただ近年の気候変動により、従来の対策だけでは心地よい室内環境の維持が難しくなりつつある。

 約60年後の気候条件を想定して行った芝浦工業大学との共同研究では、エアロハス採用の住宅で、夏季でも温度は快適に保てるものの、湿度環境へのさらなる対応や消費エネルギーの効率化が求められることがわかっている。

 これらの研究などを踏まえ、今回、自然の力に加え機械による除湿機能を組み合わせることで、湿度が高い時期でも良好な温湿度環境を実現できる住まいを目指し開発した。

 床下除湿ユニットが、高温多湿な季節の湿度環境を効率的に整え、人にとって快適な相対湿度40~60%RHの室内環境を保つ。湿度の上昇を抑えることで、カビ・ダニが繁殖しにくい環境づくりにも寄与する。

 床下除湿ユニットは、1日あたり平均16Lの除湿を実現。外気の相対湿度を71%RHとした場合、一般的な換気の73%RHに対し、床下除湿ユニット搭載エアロハスは60%RHで、相対湿度を約13ポイント低減する。

 湿気の多い梅雨の時期や夏場でも、住宅に流入する湿気を効率よく取り除き、家全体の湿度上昇を抑制する。

 床下除湿ユニットで除湿した空気は、床下空間を介して室内に給気される。除湿によって温度が上昇した空気を、地熱の効果で抑えて換気に活用する。

 床下除湿ユニットは、外気を床下に取り入れる際に、センサーで温湿度を検知し、湿気が多い場合には自動で運転。除湿時に発生する水は、床下除湿ユニットのドレン(排水管直結)から自動で排水する。

 あらかじめ湿度を下げた空気を供給することで、空調ユニット内のエアロハス専用エアコンなどの空調機器にかかる除湿負荷も軽減する。