2026.09.09 理経、通信なしで動くAI外観検査装置 低コストな省人化向け独自製品
エレクトロニクス商社の理経は、独自企画した外観検査ソリューション「POLYGON VISIO(ポリゴンビジオ)」を10月1日に販売開始する。データセンターに頼らず末端の機器で動作する人工知能、エッジAIを搭載し、通信環境なしで使える。検査できる項目は例えばペットボトル容器などのラベルズレ、はがれ、傷、へこみ、液量レベルの過不足、外観差異、異物混入、印字欠け、印字ミス。これに限らず製造業全般の需要を見込む。パートナー企業のM&M Solutions(千葉県市川市)が開発、製造、サポートを担当する。
カメラ、照明、小型コンピューター、ステンレススチール製筐体をまとめて提供するセミパッケージ型。-20℃〜60℃の温度に対応したファンレス設計。製造ラインへの大掛かりな組み込みは不要。コストを抑えた検査の自動化で、属人化や技術継承といった課題解決に向ける。
検査速度は最大1分あたり200部品まで。サーマルカメラと連携した熱シールの検証など、温度変化を伴う検査にも対応する。光学文字認識(OCR)、バーコード認識も可能。
理経が検査対象物を預かって基本無償で簡易撮像、事前試験を実施。概念実証(PoC)を経て構成を提案する。AI、カメラ、照明の選定や段階的導入による初期費用引き下げなどに対応する。AIの学習や複数の対象物への対応など、導入した企業が自ら運用できるよう3カ月間のサポートを標準提供する。
9月9~11日に東京ビッグサイトで開催する「第28回自動認識総合展」に出展する。なおポリゴンビジオの価格は500万円から。機能や仕様を簡略化した「POLYGON VISIO NEO(ポリゴンビジオ・ネオ)」も同時に販売開始予定だ。カメラを1台に限定しコンピューターの性能を抑え想定価格を350万円からとしている。









