2020.08.04 成毛康雄キオクシアHD前社長死去東芝のメモリー事業をけん引
東芝のメモリー事業をけん引]] 半導体大手キオクシアホールディングス(HD)前社長の成毛康雄氏が7月27日に死去した。65歳。東芝のメモリ事業を長年率い、17年4月からキオクシア(当時東芝メモリ)の社長を、19年3月からHDの社長を務めてきたが、同年夏から病気療養に入り、1月に社長を退任して療養に集中していた。
東京工業大学大学院理工学研究科博士課程修了後、84年4月東芝に入社。四日市工場長、メモリ事業部長、副社長を経て17年から東芝メモリの社長に就くなど、東芝のメモリ事業を長年けん引してきた。
キオクシアは東芝のメモリ事業が前身。米投資ファンドのベインキャピタルを中心とする日米間の企業連合に売却された後、19年10月、現社名に変更し成毛氏の指揮下で再上場に向けスタートを切った。成毛氏は19年夏に病気療養に専念するため早坂信夫氏にバトンを渡して経営から退いた。
通夜と葬儀は近親者で執り行われた。後日会社主催の「お別れの会」(詳細未定)を予定している。