2020.08.18 太陽光発電の自家消費農業分野で試み続々と 次世代ソーラーハウスで観光農園、蓄電池で農村のエネルギーシフトを後押し

建設が進む次世代農業用ソーラーハウス

 太陽光発電の新たな担い手として注目されている農業分野で、自家消費の拡大に向けた取り組みが始まっている。売電目的だけでなく、電気を地域で有効活用する仕組みづくりだ。農村部を中心に抱える社会課題解消の糸口にする期待も膨らむ。

 温泉などを売りに、19年に開業したばかりの千葉県睦沢町の「道の駅むつざわ つどいの郷(さと)」。月間数万人が訪れる施設にほど近い空き地で建設されているのが、太陽光発電システムを搭載したビニールハウス「次世代...  (つづく)