2020.08.19 【コネクタ特集】小峰無線電機小型防水同軸プローブコネクタ提案
小峰無線電機は、高周波同軸コネクタを主力とするコネクタメーカー。
同社は「小型防水同軸プローブコネクタ」の用途拡大への取り組みを推進する。同コネクタは面接点による結合のため、フローティング効果に有効。5万回の挿抜にも耐える信頼性に優れた製品で、着脱回数の多い用途に適している。小型化による多芯での集約が可能(高周波、信号、電源など)。使用温度範囲はマイナス20度-プラス60度。防水(IP66/67)対応のカスタム生産にも対応可能。
既に量産を開始しており、今後さらに用途を広げていく方針を取る。
同社は、複数の衛星測位システムの受信が可能なマルチGNSS対応アンテナ「QZシリーズ」の高精度タイプの製品ラインアップ拡充に努めている。
同シリーズの新製品として、センチメートル級の測位を可能にするCLAS(センチメーター・レベル・オーギュメンテーション・サービス)に対応した高精度4周波マルチGNSSアンテナ「QZG1256fQ」を今年7月末から販売を開始している。
CLASはQZSS(準天頂衛星みちびき)からのL6信号を利用することで、センチメートル級の位置精度を得るための測位補強情報を送信するサービス。同補強により、誤差数センチメートルで測位を行うことが可能になる。
今回リリースしたQZG1256fQは、L1、L2、L5に加え、センチメートル級測位も可能となるL6も含んだ4周波対応のフラグシップモデルとして、高精度測位が要求される様々な用途に提案をしていく。