2020.09.15 【関西エレ産業特集】きんでん高所作業車逸走災害を体感

VR高所作業車逸走災害体感教育ツールを用いた研修イメージ 研修風景(外見状況)、ゴーグルから見えるVR映像(作業環境)

 きんでんは、クリーク・アンド・リバー社(東京都港区、井川幸広社長)と共同で「VR(仮想現実)高所作業車逸走災害体感教育ツール」を開発し、安全教育ツールとして活用している。

 有機ELディスプレイを搭載したVRゴーグルや位置情報検出装置内蔵のコントローラーのハードウェアを着用した3人の受講者が、作業指揮者、高所作業車操作者、被災者の立場からVR空間内で工事車両の操作ミスにより生じる逸走災害を3人同時に体験できる。災害、ヒヤリ・ハットの発生事例が多い高所作業車逸走災害を疑似体験することで、自分自身の危険感受性を向上させるとともに、仲間を守るために安全上配慮すべき点は何かについてグループ討議を促し、労働災害の防止、高品質な施工を図るのが目的。4月から同ツールを使った教育を始め、8月までに中央、神戸、奈良、和歌山の各支店管下の12営業所で約500人(現場作業者430人、工事管理者10人、教育指導者60人)が営業所の会議室などで受講。実際の配電工事では通常複数人で連携して作業を行うため、作業する全員が高い安全意識を持っていなければ労働災害を発生させるおそれがあることを再認識できたと高い評価を得ている。

 昨年、導入した可搬型「VR電力量計アーク災害体感教育ツール」と合わせて安全教育に活用している。