2020.09.28 駐車場などでもETCOKIなど3社が新会社

 OKIは、ソニーペイメントサービス、メイテツコムと共同で、10月1日に「ETCソリューションズ」を設立する。新会社は、駐車場など高速道路以外の施設でもETCなどのITS技術が利用可能となる環境を整備し、利便性の向上を図るためのサービス(ETC多目的利用サービス)を実現していく。

 第1弾として、ソニーペイメントサービスのスピーディかつ安全な決済システム、メイテツコムが有する安定した高いシステム構築・運営技術、OKIが持つ高度なETC周辺機器開発能力を活用。同時に中日本高速道路や三菱プレシジョン、オリエントコーポレーションと業務提携を行うことで、21年度中に高速道路以外でETC技術を活用した決済サービスを開始する。

 17年以降、ETCソリューションズ出資各社および業務提携各社は協働で、ETC多目的利用サービスの本格的な事業化に向けて、駐車場やカーフェリー乗船場、ファストフードのドライブスルー店舗などで複数の試行運用を積み重ねてきた。

 これまで培ってきた技術や経験を生かし、顧客が車に乗ったままで利用する様々なシーンで、究極の非接触・キャッシュレス決済を提供する。

 新会社の資本金は5000万円。出資比率は、ソニーペイメントサービス70.2%、メイテツコム14.9%、OKI14.9%。