電波新聞社創立ならびに電波新聞創刊70周年を迎えられ、誠におめでとうございます。

　70年の長きにわたる報道活動はご苦労の連続であったと拝察いたします。

　これまで事業を継続、拡大してこられた歴代の経営陣と従業員の皆さまに心から敬意を表するとともに、お祝いを申し上げます。

　群馬県伊香保にケーブルテレビ（CATV）が誕生したのが1955年。電波新聞創刊が1950年5月5日ですので、CATVは誕生直後からお世話になってきたといっても過言ではありません。

　CATV業界は昭和、平成、令和と時代の変遷とともに有線放送、インターネット、電話そして無線へとお客さまが求めるサービスの多様化を図り、技術革新に合わせたサービス品質の向上により成長を続けています。この成長の過程で、貴紙の紙面で幾度となくCATV業界を取材、報道いただきました。読者のニーズを捉えた記事の掲載は業界にとっても大変価値のある有意義なものでありました。

　貴紙では、成長が期待できる様々な産業分野で話題のIoTやAI、デジタル技術、ロボットなどの技術や、その開発動向が幅広く紹介されています。目まぐるしく変化する状況、情報を的確に新聞という媒体で深く言及して提供することは、今後ますます重要になってくると思います。

　高度なテレワークやネット診療を享受できる、本格的なICT利活用社会が到来すると予想されます。情報・通信分野の最新のデジタル技術や放送業界にもその変化が押し寄せています。この変化は、CATV業界にとっても大きな変革でチャレンジです。

　我々の変革、チャレンジが貴紙を通じ、読者の皆さまに届くことで業界への認知、理解が一層進むことが期待されます。引き続き、我々CATV業界の情報をキメ細やかに、かつ的確に報道していただくことをお願いしつつ、貴紙のさらなるご発展をお祈り申し上げます。