2020.09.30 【電波新聞70周年特集】電気製品認証協議会・横山明彦会長電気製品の安全の歴史に貢献

横山 会長

 電波新聞社が創業70周年を迎えられたこと、心よりお祝い申し上げます。創業された70年前の1950年と言えば、まだ戦後の復興もままならぬ時期であります。その当時から電機業界において様々な広報活動をされていたことに、まずもって敬意を表したいと思います。

 電気製品の安全の歴史を振り返ってみますと、戦後間もなくは国内電機メーカーの製品であっても、安全とは言えないものも販売されており、その対策として電気用品取締法が施行されました。

 時代が移り、国際基準を踏襲した現在の電気用品安全法となり、規制緩和も加わり、大半の電気製品は定められた技術基準に基づき、製造事業者または輸入事業者による自己確認を行うことになりました。その変遷においても消費者、製造・輸入事業者、流通事業者に対し、御社は電波新聞で貢献していただいたものと認識しております。

 電気製品認証協議会は、第三者認証制度の公平な運営および普及などについて認証機関へ提言を行い、わが国の電気製品などの安全性向上に貢献するため、94年に創立されました。第三者認証制度では、電気製品を第三者機関が公正・公平に評価し、安全であると認められたものにSマークを表示しても良いとしております。

 当協議会としても、Sマークの広報活動を積極的に行っていますが、御社をはじめ業界のメディアの皆さまのさらなる協力をお願い申し上げます。