新・エネチャージシステム初搭載

　パナソニックは、ルームエアコン新製品「エオリア」Xシリーズを11月下旬から発売する。今まで無駄に捨てていた熱エネルギーを冷房へも有効活用するようにした新・エネチャージシステムを業界で初めて搭載する。

　また、新たに加湿空気清浄機の新製品とのIoT連携を可能とするほか、ナノイーX搭載による清潔性、高温環境でもしっかり冷房するなど、快適性・利便性・省エネ性に磨きをかけた。

　従来の「エネチャージシステム」は、排出される熱エネルギーを効果的に暖房時の霜取り運転に活用し、暖房を止めずに快適な環境を持続できた。

　新製品ではこの「エネチャージシステム」の回路構造の変更により、捨てていた熱エネルギーを冷房にも活用することで、省エネ性・快適性を高める。

　従来の冷房運転中は、設定温度になると運転が止まり、電源のオンオフを繰り返して温度湿度が不安定になることがあったが、「新・エネチャージシステム」による「快湿制御」で、設定温度をキープしながら除湿もし続けるサラッとした快適な冷房と、無駄な電力を使わないことから10％の省エネを実現した。

　また、独自の駆動制御と圧縮機メカ部の最適化により、コンプレッサの最大回転数をアップさせ、「快速制御」を実現。冷房の立ち上げスピードが15％アップした。

　さらにエオリアは、業界に先駆けて遠隔操作を可能にしてきたが、今回、加湿空気清浄機の新製品と連携して、新たに「うるおい暖房」を実現している。

　それぞれ無線LAN接続し、「エオリア　アプリ」で「うるおい暖房」を選択すると、エアコン暖房に合わせて加湿空気清浄機も運転し、暖房時の乾燥を防ぐ。

　一緒に使うことで、空気清浄のスピードアップや高濃度の「ナノイーX」がダブルで発生して、花粉抑制や脱臭スピードも高まる。