2020.10.16 産総研が熱応答性に優れた固体相変化材料 放熱対策部品への利用期待

 産業技術総合研究所(産総研)は、熱応答性に優れた固体相変化材料(PCM)を開発した。

 固体PCMは融解を伴わずに潜熱を発生するため、形状を維持する蓄熱材として有用。潜熱による吸熱効果と金属並みの高い熱伝導性から、電子機器などの放熱対策部品への利用が期待される。また、二酸化バナジウムセラミックスに比べて耐水性が大幅にアップ。熱交換器ほか、水と共存する環境への応用も可能だ。

 パワーデバイスなど電子デバイスの...  (つづく)