2020.10.20 【CEATEC特集】General Exhibit AreaSociety5.0実現に向けた最新技術を披露

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 Generalの展示エリアでは、ニューノーマルや、さらにその先のSociety5.0(ソサエティ5.0=超スマート社会)の実現を見据えた様々な取り組みや製品、ソリューション、テクノロジーを企業ごとに紹介する。

 IT・エレクトロニクス関連のみならずモビリティ、工作機械、運輸、建設、金融、観光、エネルギー、サービスなど、テクノロジーを活用するあらゆる産業/業種の企業が集結。企業のビジョンを発信する総合的なものから、一つの事業に特化した専門的な内容まで、多種多様で特色のある展示やプレゼンテーションを披露する。

 内閣府の定義によれば「ソサエティ5.0」とは、サイバー(仮想)空間とフィジカル(現実)空間を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する人間中心の社会である。

 これまでの情報化社会(ソサエティ4.0)では、ネットやスマートフォンの普及により世界がネットワークでつながり、世界のあらゆる場所の情報を瞬時に知ることができるようになった。

 しかし、人間の能力では、膨大な量の情報から本当に必要なものを見極めるには限界がある。また、年齢や障害による労働や行動範囲の制約、少子高齢化や地方の過疎化などへの対応も不十分であった。

 ソサエティ5.0では、あらゆるものがつながるIoTで様々な知識や情報が共有され、新たな価値を生み出すことで、現代の様々な課題や困難を克服。また、AI(人工知能)によるデータ解析により、必要な情報が必要なときに提供されるようになる。さらにロボットや自動運転車といった技術が少子高齢化や過疎化などの課題に対応し、効率的で快適、持続可能な社会を実現していく。

 既に多方面で様々な取り組みが始まっており、高速大容量、低遅延、多数同時接続を実現する第5世代高速通信規格5Gの普及が、さらにその動きを加速させると期待されている。

 新たな技術発展によって大きなイノベーションの波が生まれ、多大な経済効果も期待できる。

 CEATECのGeneral展示エリアには、実に幅広い業種の企業が出展する。作業現場やビル管理の効率化を実現するソリューションから、車載用コネクティビティ技術、センサー、5G向けアンテナやAR/VR向け関連素材など、各社最先端の技術を公開。未来の話ではなく、現実として動きだした「ソサエティ5.0」を実感できる4日間となりそうだ。