演歌歌手の神野美伽が4日、東京・丸の内のライブレストラン「コットンクラブ」でライブを行った。

　神野はオープニングで客席に投げキッスをしながら登場し、「できることなら皆さんお一人お一人にハグをしたいほど」と笑顔であいさつした。

　スカアレンジ曲から演歌の名曲まで、幅広いジャンルから全13曲を披露。ラストには、コロナ禍の日本と、この歌が発表された戦後の日本には通じるものがあると、笠置シヅ子の「ヘイヘイブギー」を歌唱した。

　神野は、3月に頸椎（けいつい）化膿（かのう）性脊椎炎で首にメスを入れる大手術を受け、やむなく活動を休止していた。「自分自身の声に、癒やされるという経験は初めてでした。YouTubeでも歌を配信していますが、やっぱり生のライブで、魂と共に、声を響かせたい」と、神野は歌への思いを新たに、完全復活を遂げた。