2021.01.06 【中・四国版】セキュリティ関連が好調   マスプロ電工中四国統括広島支店 

中田 支店長

中田 殖也支店長に展望を聞く デジタルレベルチェッカ新型に手応え

 マスプロ電工中四国統括広島支店の中田殖也支店長に20年を振り返ってもらうとともに、21年の重点施策や中長期の見通しについても聞いた。

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 --20年を振り返っていただき、好調だった商品は何ですか。

 中田支店長 新型コロナウイルスによる影響が大きい一年だった。また、東京オリンピック・パラリンピックの延期などテレビ業界にとって、4K8K関連機器の販売に関して苦戦した一年だった。その中でセキュリティ関連が好調だった。特に増設カメラのラインアップが充実し、モニター&ワイヤレスHDカメラセットシリーズは大好評。

 --21年の取り組みと期待商品は。

 中田支店長 デジタルレベルチェッカ「LCV4A」が発売前の昨年11月から予約注文が多く獲得できている。予約特典をつけている。ネームを入れたり、1年間の保険加入を当社で対応するなどの予約セールが好評。最大の特徴はポータブルタイプで唯一、新4K衛星放送の映像・音声を確認できる。

 21年もコロナ禍の中で厳しいことが予想される。これまでは展示会の効果を期待していたが、これからは難しいと思われるので、これに代わるものとしてウェビナーやリモートセミナーを強化していきたい。ネット環境を使った訴求がより重要になる。昨年は開催回数が少なかったが、今年は開催頻度を高めていきたい。

 --コロナ禍での取り組みの工夫は。

 中田支店長 昨年、緊急事態宣言発出時に在宅勤務を実施した。今年はZoomなどを積極的に活用してお客さまへの商品説明、訴求を図っていく。メーカーとして欠品を防ぐための生産体制や、お客さまへの商品供給を止めない体制づくりを行い、感染予防対策を徹底して安定供給を行っていく。

 --中長期計画について。

 中田支店長 受信機関連では、新4K8K衛星放送対応機器の販売をさらに伸ばしていきたい。大型マンションなどでは、新4K8K衛星放送を安定して受信できる棟内光伝送システムがある。

 新しい提案では、中小規模の共同受信施設の新4K8K衛星放送導入に最適なVPOFシステムの発売を開始した。プラスチック光ファイバを使用した次世代の共同受信システム。セキュリティのラインアップも強化していく。

 また大きな柱として力を入れている、低コストでCO2濃度や温湿度の管理を可能にするLPWAセンサー端末や、非接触で一括読取りできるRFIDシステムなどのソリューションも今後、開発、提案を強化して顧客から求められる企業であり続ける努力をしていきたい。