2021.01.06 【中・四国版】オゾン発生器の販売好調アースウォーカートレーディング

展示会では大手上場企業から小規模な企業まで手応えがあった

 オゾン発生器製造のアースウォーカートレーディング(山口県周南市)のオゾン発生器販売が好調に推移している。12月9日から3日間、東京ビッグサイトで開催された「施設リノベーションEXPO」に出展、引き合いも多く手応えを感じたという。

 重村俊雄CEOは「コロナ禍での展示会の開催に来場者数など心配したが、しっかり来場者が来られた。ブース来訪者のうち販売に興味があるという約200件の問い合わせがあった」と話す。

 大手上場企業から小規模な企業まで幅広い反応があった。感染症対策コーナーに出展したことから不動産、リノベーション、デベロッパなどが多く来場した。

 オゾン発生器の売れ行きは、9月から毎月右肩上がりで伸びている。月間売上げが12月は1億円を突破したとみられる。1月からは新製品が3機種リリースされることから月商1億円は超える見通し。今期(21年8月期)の売上げは10億円突破を視野に入れている。これは前年比2倍ぐらいになる。今年度はまだ始まったばかり。

 同社の強みは、性能が劣らずに他社製品より格安なことと、スタイリッシュなデザイン。1月末には3機種の新商品を市場投入する。オゾンクルーラーは5万9800円で販売する。5角形のスタイルで箱も5角形の高級感のあるものにこだわった。箱の底は高気密のウレタンを使い、商品をガードする仕様にした。「コストがかかったが、力を入れて満足感のある箱にした」(重村CEO)。

 オゾンスプレー「オゾンスプラッシュ」は2種類を販売する。4万9800円(容量150ミリリットル)と、2万9800円(40ミリリットル)のいずれも充電式スプレー。それぞれ3ミリリットル、1ミリリットルスプレーできる。広さに応じて選べる。水を入れるだけでオゾン水が生成できるのでランニングコストがかからない。

 これらの新製品は2月24日から26日に開催される「感染症EXPO大阪」(大阪市住之江区・インテックス大阪)に出展する。

 重村CEOは「施設リノベーションEXPOに出展して来場者の反応に手応えを感じたので、感染症EXPOへの出展を決めた」と話しており、新商品発売後の大事な商談の場となる。