2021.02.05 【抵抗器特集】釜屋電機車載グレードの高付加価値チップ品揃え
釜屋電機は、自動車分野を成長戦略として位置付け、車載グレードの高付加価値チップ抵抗器をラインアップする。
同社の車載用チップ抵抗器は①車載向けに専用ラインを設け、工程のダスト低減化を実施②特別なトレーニングを受け、社内テストに合格した専用オペレータが生産に携わる③工程での問題に対し早期に対応し不良の発生を最小限に抑えるなど、高信頼性が特徴。
耐硫化チップ抵抗器は、高電力汎用の「RMCシリーズ」を基本モデルに、内部電極にバリアー層を設けて低価格で高品質な性能を実現した「RMGWシリーズ」、耐硫化性の高い内部電極を採用し高レベルな耐硫化性能を実現した「RMSWシリーズ」、メタルグレーズ厚膜の汎用チップ抵抗器「RMAWシリーズ」などをラインアップしている。国際標準規格ASTM B-809に対応し、車載向け電子機器の規格AEC-Q200の試験データを取得済み。
長辺電極チップ抵抗器は、「TWMCシリーズ」「TWLCシリーズ」「TWPシリーズ」をそろえる。長辺電極化したことでヒートサイクル耐性に優れ、車載など高温環境下で使用される機器や電源など発熱する部品が多く使用される機器の内部での使用に適している。長辺電極構造で放熱性が向上し、短辺電極品と比べ同一面積で定格電力がアップする。EⅤ/HEⅤなどのバッテリ監視システムや産業機器の制御回路、生活家電のインバータ回路・ストロボ回路、AEDなど幅広い用途に対応する。
TWPシリーズは、大電流の電流検出に最適な長辺電極構造の金属板低抵抗器。最大6Wの大電力に対応しており、抵抗温度特性がプラスマイナス100×10-6度となる。