2021.02.19 事務機大手決算、10-12月期から回復感 新規領域開拓で反転攻勢へ

 事務機大手各社の21年3月期第3四半期(20年4-12月)連結決算が出そろった。世界的な新型コロナウイルスの感染拡大により、基盤事業であるオフィス事業が世界的に低迷、かつてなく厳しい状況だが、3Q(10-12月)に入って回復感も出てきた。3Qでは黒字に転じ、業績の下げ止まり感が鮮明になっている。一部メーカーでは通期見通しの上方修正にも踏み切った。市場環境は依然として不透明感が強いものの、各社は基盤事業の収益回復、新規領域の開拓・拡大で来期以降、反...  (つづく)