2021.02.22 【関西版】企業課題解決 NTTドコモのソリューションキャッシュレス決済普及へ寝屋川市と協定

キャンペーンでは対象店でd払いを使って支払った金額の最大10%分のdポイントを還元した

齊藤さん齊藤さん

 NTTドコモ関西支社と大阪府寝屋川市は20年9月4日、「市内経済の活性化、キャッシュレス決済の普及・推進に関する協定」を締結。協定に基づき、昨年11月と今年2月に市内でドコモのアプリペイ「d払い」の利用を促進するキャンペーンを実施した。

 協定締結は、ウィズコロナの新しい生活様式を踏まえた市内経済の活性化と、キャッシュレス決済の普及・推進が目的だ。市にとっては新型コロナ対策となる非接触のキャッシュレス決済を促進し、ドコモはd払いの利用促進、店舗への認知拡大を期待する。

 キャンペーンは昨年11月と今年2月の各1カ月間、市内の対象店舗でd払いを使っての決済で、決済額の最大10%分(付与額上限は1回当たり1000円分、1カ月当たり5000円分)に相当するdポイントを還元するもの。

 関西支社法人営業部ビジネスデザイン担当の齊藤由依さんは「d払いの強みは、サポート体制の充実。ドコモショップで初期設定や使い方の説明などに対応し、不慣れな高齢者にも活用してもらえる」と説明する。

 昨年11月は通常の1カ月間と比べ、市内のd払いの利用が大幅に増加。新規導入した店も増えた。

 齊藤さんは「dポイントクラブ会員は全国に約7960万人。市内の店にとって、これらの会員を創客につなげられるのは大きな魅力。導入店にとっても新規客獲得の効果があったようで、地域活性化に寄与できた」と話す。

 さらに「当社は自治体と連携したキャッシュレス化推進や地域活性化の取り組みに注力している。関西では滋賀県を皮切りに大阪府和泉市とも取り組みを実施。今後も引き続き活動を続け、他の自治体とも連携したい」とも話していた。