2021.02.24 ICT技術活用スキル持つ女子大学生を育成産学一体でコンソーシアム
津田塾大学、日本女子大学、富士通、アシアル、富士通クラウドテクノロジーズは、女子大学生ICT駆動ソーシャルイノベーションコンソーシアムを設立、募集を開始した。ICT技術を活用したソーシャルイノベーションの実現を可能にし、ソサエティ5.0時代をけん引していく女性人材を産学一体で育成する。
同コンソーシアムでは、女子大学生向けにスマートフォンアプリ開発の実践的なプログラミング教育や開発コンテスト、賛同企業へのインターンシップ、さらには研究や社会実装の場を提供することで、専攻分野を問わずプログラムやクラウドの仕組みを理解し、システムの設計・開発力を身に付ける機会を創出する。
20年の小学校におけるプログラミング教育の必修化をはじめとして、今後は中学校や高等学校でも順次必修化が進むなど、ICT技術の学習機会は急速に増えている。しかし、総務省の調査によると、情報通信業における労働者の女性比率は約2割にとどまっている。
コンソーシアムは、ICT技術の活用スキルを持つ女子大学生を育成し、情報化社会で活躍する機会の創出を目指している。津田塾大学および日本女子大学が有する女子高等教育を支えるノウハウをベースに、大学と企業が連携して人材育成を行う。
賛同企業の講師によるスマホアプリ開発の出張授業を賛同大学に対して行うことや、賛同企業と連携したインターンシップ機会の提供などを予定しており、女子大学生のICT技術の活用スキル向上や実践の場を創出していく。
プログラミングを行っている学生同士のコミュニティの実現や企業・大学間の人材マッチングなども計画している。