2021.03.01 【電波時評】利用が広がる音声SNSの可能性
バブル景気のころ、街中に受話器が二つ付いたカード式公衆電話があった。デュエットホンと呼ばれ、若者らがボックスから身を乗り出し、電話の相手と3人でおしゃべりに興じる姿を横目で見ていた。
それから30年、日本では音声交流サイト「Clubhouse(クラブハウス)」の話題が沸騰中だ。元グーグル社員などのスタートアップが昨春立ち上げたアプリで、ルームと呼ばれるテーマごとの部屋で招待客だけが音声会話を楽しむSNSだ。多い時は数千人が集... (つづく)