2021.03.02 【コンデンサ特集】日本ケミコンチップ形「HXFシリーズ」
導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサ HXFシリーズ
高リプル電流化を実現
日本ケミコンは、車載電装機器やICT関連、産業機器市場に向け新製品開発を加速している。
車載を中心に導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサの販売が好調。チップ形新製品「HXFシリーズ」は従来品から最大2.1倍の高リプル電流化を実現。カテゴリ温度範囲マイナス55-プラス135度、定格電圧範囲25-63V、静電容量範囲33-330マイクロF、製品サイズφ8×10L-φ10×10Lミリメートル、135度4000時間保証する。
「HXJシリーズ」は従来品から高容量化した新製品。カテゴリ温度範囲マイナス55-プラス125度、定格電圧範囲16-63V、静電容量範囲56-820マイクロF、サイズはφ6.3×5.8L-φ10×10Lミリメートル、125度4000時間保証。いずれもハロゲンフリー対応でAEC-Q200準拠で、車載のほか5G基地局電源などにも推奨する。
ICT向け電源入力用は高リプル電流対応の基板自立形アルミ電解コンデンサを充実。「KHJシリーズ」(105度3000時間保証)や「LHJシリーズ」(105度5000時間保証)のほか、耐熱125度の「GXAシリーズ」を用意、通信インフラ設備などに推奨する。
ネジ端子形品は高リプル電流対応の「RWUシリーズ」(85度2000時間保証)や「RWXシリーズ」(85度5000時間保証)、電気二重層キャパシタは車載バックアップ用に「DKAシリーズ」を提案する。業界最高クラスの低抵抗品で低温特性にも優れる。