2021.03.09 【照明総合特集】岩崎電気空気循環式紫外線清浄機

「エアーリア コンパクト デュアル」

オゾン除菌機能付加

 岩崎電気は、空気循環式紫外線清浄機「エアーリア」シリーズに、オゾンによる除菌機能を付加した「エアーリア コンパクト デュアル」を追加し、ラインアップを強化して販売に弾みをつけていく。

 エアーリアは、UVランプで細菌やウイルスなどを瞬時に不活化し、装置上部から除菌された空気を放出する製品。

 1月から発売したデュアルは、紫外線による空気除菌に加え、オゾンによる表面除菌も可能にしている。テーブルや椅子、ドアノブ、スイッチなどに付着した細菌やウイルスなどを不活化することができる。

 広い空間で使用する時には「オゾン高モード」を選択することで、濃度を高めたオゾンを発生させることができる。オゾン高モードは、労働衛生上の許容濃度または室内使用機器の許容濃度を超えないように、1時間で自動解除となって「低モード」運転に切り替わる。

 オゾンは強い酸化力を持っているため、最高0.1ppm、平均0.05ppmとすることが勧告されている。デュアルは、勧告値以下の濃度であるため、人体への悪影響はないが、オゾン発生器や制御回路が故障した場合にはオゾンが発生しない仕組みを備えている。

 UVランプの寿命は8000時間。1日24時間使用した場合、約1年間交換が不要だ。フィルタ除菌方式と異なりランプを交換するだけで除菌性能を維持できる。オゾン発生器の設計寿命は8万時間で、器具寿命末期まで除菌性能を維持できる。

 エアーリアシリーズは、200畳の広さに対応する「パワー」や100畳対応の「プラス」なども展開しており、コロナ禍の除菌需要に応えていく構えだ。