2021.03.19 pnホモ接合の硫化スズ太陽電池東北大の研究グループが世界に先駆けて作製

世界初のpnホモ接合硫化スズ太陽電池の作製プロセスと発電特性。一つのn型単結晶基板上に種々の条件で多数のp型層を同時に成膜することもできる

 東北大学多元物質科学研究所の川西咲子助教、鈴木一誓助教らのグループは、pnホモ接合の硫化スズ太陽電池を世界に先駆けて作製し、高い開放電圧の取り出しに成功した。

 研究グループでは、20年8月に大型化に成功していたn型硫化スズ単結晶を用いることで、pnホモ接合からなる硫化スズ太陽電池の作製を実現。pnヘテロ接合の硫化スズ太陽電池のチャンピオンデータに匹敵する360mVの高い開放電圧の取り出しに成功した。pnホモ接合の硫化スズ太陽...  (つづく)