2021.03.23 台湾フォックスコン、米国でEV生産へウィスコンシン州が有力、地元の不信感払拭狙う

工場進出に伴い、ウィスコンシン大学マディソン校との共同研究で署名する郭台銘前会長(18年8月、写真提供=同大学HP)

 台湾のフォックスコンの劉揚偉会長が先週、米国かメキシコのどちらかで電気自動車(EV)を生産すると語ったが、候補地とみられる米ウィスコンシン州政府はスマートシティを導入した〝ウィスコンバレー〟の実現をと期待している。

 一方で同州にある既存のLCD工場が、投資額や雇用面で誘致の際の契約条件を満たしていないとして州政府が不信感を募らせているのも現実だ。

 フォックスコンには、郭台銘(テリー・ゴウ)前会長が在任中...  (つづく)