2021.03.24 【関西エレクトロニクス産業特集】ニチコン「蓄電のニチコン」を掲げる
単機能蓄電システム(蓄電容量16.6kWh品、11.1kWh品)
ニチコンは、エネルギーの安定供給と環境保護の両立を目指すNECST事業を推進。蓄電システムのリーディングカンパニーとして「蓄電のニチコン」を掲げ、様々な製品を供給している。
EV・PHV・FCVに接続して家庭への給電が可能な系統連系型V2Hシステム「EVパワー・ステーション」は、スタンダードとプレミアムの2モデルを取りそろえている。
自動車のトランクに収納でき、簡単に持ち運べ操作できる可搬型給電器「パワー・ムーバー」も供給。09年から手がけているEV・PHV用急速充電器は、業界最小クラスのスリムタイプ10kWhのほか、25、35、50kW出力モデルをラインアップ。
東京電力ホールディングス、e-Mobility Powerと共同開発し、グッドデザイン賞を受賞した90kWh出力モデルも販売している。
また、家庭用蓄電システムは、蓄電容量4.1kWhで基礎工事不要の超小型軽量品から業界最大容量16.6kWh品までシリーズ化し、19年11月からの卒FITを含め幅広いニーズに対応。
蓄電容量16.6kWhと11.1kWhの新製品は、停電時に自動で蓄電から給電に切り替わり、全負荷分電盤を通じて家中のコンセントから電力供給できる。100Vに加え200V仕様の家電品が使える。
昼間に太陽光発電で蓄電した電気を夜間にEVの充電に使えるトライブリッド蓄電システムや、小型軽量のポータブル蓄電システムも供給している。