2021.03.24 【関西エレクトロニクス産業特集】東亜無線電機オリジナル防音室「音守」のカラバリ増

オリジナル防音室「音守」

 東亜無線電機は、騒音抑制効果のある段ボール素材を活用したオリジナル防音室「音守(おともり)」を昨年8月から発売している。4月上旬からはこれまでの1色から6色に増やし、カラーバリエーション展開を強化。オフィスのイメージに合わせた音守を提供する。

 音守は家庭でのテレワークやオフィス、工場での3密回避を目的としたサイレントボックス。特殊吸音素材付きの約30のはめ込み式段ボールパーツを組み合わせることで完成。約40分で組み上げることができるという。

 ボックスの内と外では、音を平均23デシベルカット。サイズは高さ194センチメートル、横幅91.5センチメートル、奥行き121センチメートル。室内灯(LED)や換気ファン、テーブルも備え付けている。Web会議やテレワークなどにも有効だ。

 同社は、1月下旬に大阪市住之江区のインテックス大阪で開催された「第5回 Japan IT Week」に出展した。会場では音守の実機のほか、参考出展としてボックス内の温度や照度、湿度などを監視できる環境システムも音守に組み込ませて展示。同社が注力するIoTやセンサーを活用したソリューションとしても提案した。

 4月に販売するカラーバリエーションは、一般的なオフィス家具によく使われる色目を6種類用意する。木目調や大理石、クリーム色の壁のようなイメージとした。内部の色はクリーム色に統一している。