2021.04.06 日立、みずほ銀のシステム障害で謝罪コメント再発防止に向けて取り組む
日立製作所は5日、みずほ銀行で3月12日発生した国内他行向け外貨建て送金の遅れについて「多くの関係者の皆さまに多大なるご迷惑をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます」と謝罪コメントを発表した。今後も、みずほ銀による調査への協力を行い、再発防止に向けて取り組む方針も示した。
みずほ銀と親会社のみずほフィナンシャルグループは同日、システム障害に関する対応状況について公表。その中で、今回の外為建て送金などの遅れは、日立から提供した「統合ファイル授受基盤」のハードウエアが起因だったと報告した。日立の謝罪文はこれを受けたもの。
報告書によると、統合ファイル授受基盤を稼働させているサーバー向けディスク装置は日立が保有。その維持・メンテナンスを含めて、みずほ銀にサービスとして提供されているという。