妻を亡くしたエド（ロバート・デ・ニーロ）が、娘サリー（ユマ・サーマン）一家と同居するため引っ越す場面から物語は始まる。孫のピーター（オークス・フェグリー）は同居を喜んだが、自分の部屋を明け渡し、屋根裏部屋で暮らすことを知り激怒。ピーターは部屋を取り戻すため“攻撃”を仕掛けるが、あまりに度を越したいたずらにエドも報復を始める。部屋をかけた二人の小さな戦争と、家族と近所を巻き込んだ騒動がコメディタッチで描かれる。

　主演のデ・ニーロは、74年に「ゴッドファーザー ＰＡＲＴⅡ」でアカデミー賞助演男優賞、80年に「レイジング・ブル」でアカデミー賞主演男優賞を受賞。名優が見せるトランポリンパークでのドッジボール対決は見もの。身軽に飛び回る孫に負けじと、跳ねながら必死にボールを追う姿はかわいらしささえ感じる。監督は映画「イースターラビットのキャンディ工場」（11年）などで知られるティム・ヒル。共演にクリストファー・ウォーケンなど。23日から「ＴＯＨＯシネマズ　シャンテ」ほかで全国公開。