2021.05.07 半導体大手の設備投資 活発化 TSMCとインテル最高額、サムスンも高水準維持

インテルが35億ドルの投資を発表したニューメキシコ州リオランチョの工場

 半導体企業の設備投資が活発化している。業界ビッグスリーのうち、台湾TSMCと米インテルは今年、過去最高額を投じる。韓国サムスン電子も前年並みの高水準を維持する見通しだ。深刻化する半導体不足と、半導体供給網の国内回帰を掲げる米政権の支援を背景に、投資合戦は過熱の様相を見せている。

 ファウンドリーで世界シェア5割強を握るTSMCは、21年1~3月売上高が3・四半期連続で過去最高を更新した。例年であれば季節要因による需要減で売り上...  (つづく)