2021.05.14 キヤノンの超高感度CMOSセンサー採用京大岡山天文台の新観測システム本格稼働
「TriCCS」が搭載されたせいめい望遠鏡(出所:京都大学岡山天文台)
キヤノンは12日、同社の超高感度CMOSセンサーを採用した新観測システム「TriCCS(トリックス)」が京都大学岡山天文台(岡山県浅口市)で8月2日から本格稼働を開始すると発表した。
京都大学岡山天文台は2018年に開設。可視光から近赤外領域を観測する「せいめい望遠鏡」を19年2月から稼働し、国内外の天文学者が同望遠鏡を研究活動に活用している。この望遠鏡に搭載した新観測システムのトリックスは、高速で複数の波長の光を検出できる... (つづく)