2021.06.01 【電波の日特集】アイコムモバイルIPフォンなど提供
3月に発売した「Withcall Biz(ウィズコールビズ)」
アイコムは、ニューノーマル(新しい時代)時代に対応した製品をリリースしている。リモートワークなど新たな市場に対応し、回復基調となっている無線通信機器市場需要を獲得する。
リモートワークにも活用できるモバイルIPフォン「IP200H」はIP電話にトランシーバー機能も搭載した携帯できる内線電話機。同じLAN配下にある端末同士で通話でき、かつ、LTE回線を経由することで携帯電話の通話エリアであれば、どこからでも内線・外線の送受が可能。
また、トランシーバー機能を活用すると同時に多くの端末に連絡でき、迅速な情報共有も実現。トランシーバーのようにワンプッシュであらかじめ登録しておいた端末に一斉同報できる。電話を掛け直すことなく、一度の操作で重要な情報を素早く提供。リモートワーク、サテライトオフィスに対応し、新しい働き方を実現する。
インターフォンとして使える通信端末「IP200PG」とも連携が可能。ボタンを押すだけで、あらかじめ設定しているIP200Hと通話でき、ホテルや工場現場でも活躍する。
3月に発売した「Withcall Biz(ウィズコールビズ)」は、auのLTE回線で通話エリアを気にせず使え、特定小電力無線機とも通話できるトランシーバー。従来の直接通信による一斉連絡だけでなく、LTE回線やLANも使ったIP通信で便利な通話ソリューションを実現する。
免許や資格、回線使用料などが不要。中継装置「IC-RP4130GW」を設置することで、中継装置を経由して同社製特定小電力トランシーバー「IC-4400」と通話できる。
本体は抗菌・抗ウイルスなど優れた効果を発揮する「セルフィール」加工を施した。大きなビルの高層階と地上などでも距離を気にすることなく通信でき、大規模施設内や広域イベントでの情報共有ツールとして活躍する。