2021.06.03 【ケーブル技術ショー特集】 ハイブリッドで開催東京国際フォーラムで4日まで

テーマ展示ゾーン(2019年ケーブル技術ショー)

 ケーブルテレビ(CATV)業界の最大イベントの「ケーブルコンベンション2021/ケーブル技術ショー2021」が今日から東京国際フォーラムで開催する。日本ケーブルテレビ連盟、日本CATV技術協会、衛星放送協会の3団体が主催。会期は4日まで。

 ケーブルコンベンションは、2012年から業界3団体の主催により開催されている。今回はポストコロナ、ウィズコロナの社会において、地域の課題解決にCATV業界がいかに貢献できるか、業界の意識改革や業界内外との横連携促進を目的として開催する。

 コロナの影響で今年は式典や基調講演などは中止する。セミナーはオンライン開催となり、7月31日まで。

 ケーブル技術ショーは、ケーブルコンベンション関連イベントとして、ケーブル業界を技術面でバックアップし、業界の発展に貢献する最新の技術やソリューション、サービスを紹介する国内最大のBtoB展示会。

 今年は「技術展示会+オンライン展示会」のハイブリッド型の展示会として開催する。技術展示会のリアル会場は4日までの開催。オンライン展示会は14日から7月30日まで行われ、61社(56ブース)とオンライン限定出展2社が参加する。このようなハイブリッド型展示会を活用し、どこでも各自の都合に合わせて、各社の新製品、新ソリューション技術を見ることができるため、より多い参加者が期待されている。

 今年のテーマは「新価値創造 Cable New Normal ~ケーブル事業の新たな挑戦~」。

 コロナ禍を発端とする「ニューノーマル(新しい日常)時代」への対応に向けたケーブル事業の新たな挑戦を支える技術ソリューションを発信し、新たなビジネスチャンスの創出に向け、ケーブルテレビ業界をけん引する。出展各社の新製品や新ソリューション技術などを訴求、最先端技術のセミナーも行う。

 テーマ展示ゾーンでは「ケーブル技術が創る未来タウン」と題して、放送と通信の融合、有線と無線の融合による、防災・減災ソリューションや4K/8K放送サービス関連技術、ケーブルネットワーク関連技術、IPTV技術、ローカル5G技術を活用した防災・減災、地域の安心・安全を支える新ソリューション技術などが紹介される。

 主催者セミナーでは米国のケーブル技術者団体のSCTE(Society of Cable Telecommunications Engineers)が「米国CATV業界における新たなサービスと技術」、情報通信研究機構が「ローカル5Gの動向と今後の応用」をテーマに講演を行う。