2021.06.23 【テクノフロンティア特集】ルビコン薄膜高分子コンデンサーなど提案

導電性高分子アルミ固体電解コンデンサー

 ルビコンは、アルミ電解コンデンサーから薄膜高分子コンデンサー、導電性高分子アルミ固体電解コンデンサー、フィルムコンデンサーまで各種コンデンサーの最新技術を紹介する。

 薄膜高分子コンデンサー「PMLCAP」は、高分子を同社独自の技術で多数積層したコンデンサーで、極めて理想的に近い電気特性を有し、その性能から火星探査の地震計に採用された。メインの「MUシリーズ」において、製品構造・製造方法・製造管理を工夫することで、これまでの2倍の定格電圧200Vを実現し、幅広い用途での提案が可能。

 導電性高分子アルミ固体電解コンデンサー「PZ-CAP」は、同社従来の非固体アルミ電解コンデンサーの開発、製造ノウハウを生かしながら、独自のポリマー技術で従来よりも高耐圧を可能とした。

 フィルムコンデンサーは、汎用(はんよう)の小型品から車載/産機半導体用の大型フィルムコンデンサーまで非常に幅広くラインアップ。さらに今回は、最高使用温度125度のフィルムコンデンサー「MPT」シリーズをリリースし、車載を含むさまざまな用途に最適な製品を提案する。

 アルミ電解コンデンサーは、1次側入力用のスナップインタイプのラインアップを一新。105度7000時間「GXH」「GXK」シリーズをはじめ105度1万時間「NXH」「NXK」シリーズ、125度2000時間「THH」「THK」シリーズをリリースした。