2021.06.23 新型コロナウイルス 唾液で5分迅速検査 機械学習で新たな感染症にも対応 大阪大

ナノポアを通過した粒子の電流波形(右)から粒子の表面構造や電荷量、容積が分かる

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 大阪大学は、唾液を検体とする新型コロナウイルスの検査法を開発した。モジュールを貫通する直径300ナノメートルの穴「ナノポア」を通過した粒子から、人工知能(AI)が新型コロナウイルスを識別し、陽性・陰性をわずか5分で判定する。スクリーニング検査としての早期の応用が可能だ。AIの機械学習を活用すれば新型コロナに限らずインフルエンザや、今後新たな感染症が発生した場合にも対応できる。

 同検査法を実現する「AIナノポア技術」は、大阪大...  (つづく)