2021.07.13 キヤノン新複合機業界最高レベルの低消費電力実現
最上位機種のiR-ADV C5870F
キヤノンは新エンジンを搭載し、業界トップレベルの標準消費電力量(TEC値)と業務生産性向上を実現するオフィス向け複合機の新製品「imegeRUNNER ADVANCE DX」(iR-ADV)3シリーズ9モデルと「imegeRUNNER」(iR)1モデルを16日から順次発売する。
新製品は、新開発の低融点トナーにより定着温度を下げたことで、業界トップレベルの標準消費電力(TEC2018)を実現した。また、さまざまな静音化の工夫により、稼働音の低減を図るなど、複合機としての本質性能を向上させている。
従来、出力速度が毎分70枚以上の高速機は、AC100V電源のコンセント2口が必要だった。最上位機種の「iR-ADV C5870F」は、オプション装着時を含め、コンセント1口で、毎分70枚の高速印刷を実現する。
同シリーズは、スリープ状態からの復帰時間を短縮し、速やかな出力が可能にした。また、定着ユニットの冷却システムを改良し、病院や流通、小売業などでの出力に使われる小サイズ紙(A5R/B5R)の出力の生産性向上を実現している。
iR-ADVシリーズ9モデルは、クラウド型MFP機能拡張プラットフォーム「uniFLOW Online」を介して、認証によるセキュアな印刷や集計レポート機能、さまざまなクラウドサービスとの連携を実現、業務のさらなる向上に寄与する。
主なモデルの価格は次の通り。iR-ADVのC5800/6800シリーズは210万円(税別)から。最上位機のiR-ADV C5870Fは300万円(同)。C3800シリーズは135万円(同)から。iR C3222Fは、オープン価格。