2021.07.15 5月四国量販店 前年同月比1%増

生活家電など堅調

 【高松】四国経済産業局は、令和3年5月の「四国地域の百貨店・スーパー販売状況」を明らかにした。

 全店(256店)の販売額は442億8000万円で、前年同月比3.2%増と2カ月連続で前年を上回った。品目別で「飲食料品」「衣料品」が2カ月連続で前年を上回り、「家庭用品」が3カ月連続で前年を下回った。

 業態別の販売状況は百貨店(4店)の販売額は43億7000万円で、前年同月比44.9%増と2カ月連続で前年を上回った。前年5月は1回目の緊急事態宣言に伴い、休業や催事の中止などで売り上げが大きく落ち込んだことから、ほとんどの品目別でその反動増が見られた。

 スーパー(252店)の販売額は399億1000万円で、前年同月比0.1%増と2カ月連続で前年を上回った。品目別に見ると、1回目の緊急事態宣言で入店客数が減少し、売り上げが落ち込んだ前年同月の反動増が見られる中、「衣料品」が3カ月連続で前年を上回った。

 家電大型専門店(88店)の販売額は87億5000万円で、前年同月比0.9%増となった。携帯電話が伸長したほか、洗濯機などの生活家電が堅調に推移したことによる。